― 冴える朝との“習慣の違い” ―
導入(安心を先に置く)
しっかり寝たはずなのに、
朝から頭がぼんやりして考えがまとまらない。
仕事はできなくはない。
でも、
「今日は冴えてるな」
という感覚がない。
不思議なのは、同じ睡眠時間なのに
ある日はスッと動けて、
ある日は頭が重いこと。
先に言っておくと、
これは「治す話」ではありません。
今の状態でも、少し楽になる考え方の話です。
結論(責めない宣言)
寝て起きても頭がすっきりしないのは、
努力不足でも、年齢のせいでもありません。
多くの場合、
脳が休み切れていないまま朝を迎えている
ただそれだけです。
そしてその差は、
前日から朝にかけての
小さな習慣の違いで生まれます。
なぜ冴えない朝になるのか?
① 脳がずっと「考え続けている」
忙しい時期ほど、
頭の中では無意識に
- 仕事のこと
- 将来のこと
- うまくいっていない部分
を考え続けています。
これは性格や意志の問題ではありません。
人は「終わっていないこと」があると、
脳が勝手に続きを考えてしまう性質があります。
これを ザイガルニック効果 と呼びます。
考えが止まらないのは、
脳がちゃんと働いている証拠でもあります。
② 体は寝ているが、脳が切り替わっていない
体を休める行動ができていても、
寝る直前に
- 将来の不安
- 仕事の悩み
を考え続けていると、
脳は仕事モードのまま眠りに入ります。
静かで暗い寝る前の時間は、
脳にとって「考えごとに最適な環境」。
そのまま眠ると、
回復効率が下がりやすくなります。
③ 小さな覚醒が回復を邪魔している
夜中に寒さで目が覚めるなど、
ほんの一瞬の覚醒でも、
- 体温が上がる
- 脳が活動しかける
という反応が起きます。
完全に起きた感覚がなくても、
この積み重ねが
「寝たのに重い朝」につながります。
④ 仕事はできるのに、冴えない理由
今の状態は、
- 実行力はある
- 集中力もある
でも、
- 考えがまとまりにくい
- ひらめきが出ない
という状態。
これは不調というより、
脳の使い方が偏っている状態です。
人の脳には、
集中して処理するモードと、
ぼーっとしながら情報を整理するモードがあります。
後者を
デフォルトモードネットワーク(DMN) と呼びます。
冴えたアイデアは、
このDMNが働いているときに生まれやすい。
今はその時間が少し足りないだけです。
スッキリする日/しない日の違い(比較)
ここに書いたのは、あくまで自分の場合です。
当てはまる部分・当てはまらない部分はあると思います。
| タイミング | 冴える日 | 冴えない日 |
|---|---|---|
| 夕方〜帰宅 | 気持ちの切り替えがある | 仕事を引きずる |
| 夜 | 刺激が少なめ | 情報や考えごとが多い |
| 寝る直前 | 思考に区切りがある | 悩みを考え続ける |
| 夜中 | 目が覚めにくい | 寒さなどで覚醒 |
| 起床後 | 頭が動き始める | 重さが残る |
あなたの場合は、
どこが一番近いでしょうか。
まとめ 〜冴える朝じゃなくても大丈夫〜
冴える朝は、
特別な才能や根性で作るものではありません。
回復を邪魔する要素が少なかった日、
それだけです。
完璧じゃなくていい。
冴えない朝が続かなくなるだけでも十分です。
次の記事では、
忙しくてもできる
「デフォルトモードネットワーク(DMN)を増やす小さな工夫」
を紹介します。


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