導入
布団に入ってから、 今日のことや、これからの不安が頭に浮かんでくる。
「さっきまで眠かったのに、急に目が冴える」 「考えなくていいのに、止められない」
そんな夜、ありませんか?
先に言っておくと、これは意志が弱いからでも、気持ちの問題でもありません。 今のあなたでも、少し楽になる考え方の話です。
結論
寝る前に考えすぎてしまうのは、 脳が「終わっていないこと」を処理しようとしているだけです。
これは心理学でいう ザイガルニック効果 と呼ばれる、とても自然な脳の働きです。
ザイガルニック効果とは?
人は、
- 終わっていない仕事
- 決まっていない予定
- モヤっとした悩み
があると、無意識にそれを考え続けてしまいます。
「考えないようにしよう」とするほど、逆に思い出してしまうのは、 脳が真面目に働いている証拠です。
なぜ“夜”に考えごとが増えるのか?
① 刺激が減り、内側に意識が向く
夜は、静かで暗く、一人になりやすい時間。 この環境は、脳が内側のことを考えるのに最適です。
② 日中は処理しきれなかったことが残っている
忙しい日ほど、
- 途中で終わった考え
- 保留にした判断
- 先送りした不安
が溜まっています。 夜になると、脳はそれらをまとめて処理しようとします。
③ 「忘れたくない」という不安がある
考え続けていた理由は、 忘れないためだったと気づきました。
「忘れたら困る」「あとで思い出せなくなりそう」 という不安が、同じ思考を何度も反芻させます。
ザイガルニック効果を夜に持ち越さない3つの工夫
工夫①「考えていい時間」を先に作る
寝る前に考えごとを止めるのは難しい。 だから逆に、あらかじめ“考えていい時間”を作ります。
- 紙に書き出す
- 今日考えたことを並べる
- 明日考えることを分ける
それだけでOKです。
「もう忘れない」と脳が判断すると、反芻は自然と減っていきます。
工夫②「今日はここまで」と区切りをつける
全部解決しなくていい。
- 明日考える
- 今は決めない
- 今日の自分はここまで
と、線を引くことが大切です。
終わらせるより、区切ることが脳を安心させます。
工夫③ 布団に入ってから考えない仕組みを作る
布団は「考える場所」ではなく「休む場所」。
- 布団に入る前に書き出す
- 布団ではスマホを触らない
- 考えごとはメモして置く
このルールがあるだけで、夜の思考は軽くなります。
実際にやってみた感想(正直なところ)
正直、考えごとがゼロになるわけではありません。
それでも、
- 同じことを何度も考えなくなった
- 不安のボリュームが下がった
- 眠りに入りやすくなった
そんな変化は感じています。
「どうして眠れないんだろう?」という、ある種の焦りは今もあります。 でも、ザイガルニック効果という仕組みを知ったことで、 「そういう状態なんだな」と納得できるようになりました。
理由が分かるだけで、夜の不安が少し落ち着く。 それも自分にとっては大きな変化でした。
まとめ 〜考えすぎる夜でも大丈夫〜
寝る前に考えすぎてしまうのは、脳がちゃんと働いている証拠です。
大切なのは、
- 止めようとしない
- 仕組みで軽くする
こと。
完璧じゃなくていい。 夜が少し楽になるだけで、翌朝も変わります。
この内容が、同じような不安を抱えている方にとって、
少しでも気持ちが落ち着くきっかけになれば幸いです。

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